難民問題よりも受動喫煙問題の方を先に解決したくなる。各人物が煙草吸いすぎ。『ル・アーヴルの靴みがき』もそうだったが、スモークハラスメント映画だ。いっそ第３作は全員肺ガンでスタートしようよ？
一発ずつ殴らせ合う静的（？）シーンや、主役のシリア青年の“やたらまっすぐ見すえる両目”。そこらへんに象徴されるお行儀良いテンポ（と各演技のやや窮屈めな“演出されてます”的タッチ）のせいで、前半から眠かった。が、ＳＵＳＨＩのところで覚醒した。
ラスト、ベタになりかけたのにフワッと意外な着地（延命）。この軽めの後味は褒めたい。犬にも好感。
賭博場での爺さんズの各アップも絶品。
ジミのポスターは何を見つめてるのかな？
