ぬーたん

ビッグのぬーたんのレビュー・感想・評価

ビッグ(1988年製作の映画)
4.5
30年前の作品。トム・ハンクスは33歳。
実は初めて観た。観る機会がなかったのね。
そのお陰で、滅茶苦茶楽しめたわ。
まあ当時観てたとしてもすっかり忘れて楽しめただろうけど(笑)
13歳の少年が一晩で大人になってしまうファンタジーでコメディー。
今ならよくある設定なのかな?
中身は子供、というトムの演技が本当に上手くて、細かい演出も、あるあるで良かった。
願いを叶えるゲーム機がレトロで何だか不気味。
移動遊園地の賑やかさと終わってからの殺風景な寂しさがギャップがあって良いし、その時代をよく表していた。
この機械、電源が入ってない!なのに動いている‥それがまたいいね。
中身は子供だから、遠慮なく言いたいことを言っちゃうし、好き勝手に店で遊ぶし、でもそれが功を奏して、おもちゃ会社に就職して更に社長に可愛がられる。
まさにファンタジー。あのー、人事部は社会保障番号の確認はなし?
社長とのピアノの鍵盤を踏むダンスが好き。何回も観たい。
部屋は遊園地みたい。
大きなトランポリンが羨ましい。
重役のスーザンがスカートで跳ねまくってるのが可愛い。
でも小さな二段ベッドの上段で寝てるw
パーティーの食べ物の食べ方も可笑しかった。
出世して綺麗な女性スーザンとの恋愛も!
とにかく夢があって、楽しくて、ホロリとさせられて、このまま終わらないといいなあと思う程、あっという間の102分。
ラストもいいね。
下手な演出など不要、という潔さ。
親友のビリーが友達想いで、いいヤツだった。
生涯の友、になっただろうね。
ぬーたん

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