2018年61本目の劇場鑑賞。
1950年代ニューヨークのコニーアイランドを舞台に、
ひと夏の恋に溺れていくひとりの女性の姿を描いたドラマ。
ウディ・アレン監督作品初登場となるケイト・ウィンスレットが、
ままならない日常に疲れ果て、
刹那の情事にすがりつくうらぶれた中年女性を演じる哀愁の愛憎ドラマ。
生活に疲れた主婦（ケイト・ウィンスレット）の顔が、
もう一度恋する女の顔に変化し、
驚愕のクライマックスに至るまで、
彼女の変化する表情から目が離せないのも見所です。
本作で描かれるのは、
男女4人の人間関係は修羅場なのだが、
そんな彼らを映し出す映像はとても美しい。
50年代のコニーアイランドを完璧に再現し、
観覧車を色鮮やかに、
コニーアイランドの海岸も美しく映し出す。
ドロドロした内容と映像の美しさのギャップも皮肉なんだろうと思う。
