⚪概要とあらすじ
チェルノブイリ原発事故から16年後の2002年、“ホット・ゾーン”と呼ばれる高濃度汚染地域の現実に迫り、第76回アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞を受賞した話題作。
チェルノブイリ原発事故後初めて故郷に帰った青年は、廃虚となった自宅アパートへ向かう。爆心から3キロの強制退去地域は、何もかもを台無しにした事故が起こった1986年で時間が止まったままだ。色あせた1986年のカレンダーを見つめ、彼は「近親者の10人がガンで死んだ。放射能とは無関係だとおれが信じると思う?」とつぶやく...。
⚪感想
どうすればいいのか。
それでも簡単に原子力発電をやめようなんてことは言えない。
結局のところ、大量のエネルギーを安定して生み出し、燃料の単価が安く、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が少ないとメリットが多い。
危険な事故さえ起きなければみたいな所がある。
政治家なんかなくそうって言ってるけど結局指示を集めたいだけでどうも思ってないし、あってもいいって言うと体裁が悪いからだけだよね。
映像の中の「将来何になりたい」と質問さに対して「お医者さん」と言った男の子の姿が印象に残った。その男の子は、手をあまり動かせず歩くこともできないのに。それでも子供を救いたいという思い。
チェルノブイリ原発事故と福島第一原発は同じ原発事故であれ同等に考えるのは適切なんだろうか。
チェルノブイリ原発事故が起きて全てを捨てて避難する人や故郷から離れない人、その人たちの子供、障碍を抱えて生まれた子、健康に生まれてきたのに捨てられる子、その子たちを看護する人、見守る親、成長してから病気が発覚する子と複雑。
この物語では語られなかったけど、動物たちにもかなり影響があったそうだよね。
今はどうなっているんだろうか。
知らないといけないな。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。