チェルノブイリハートの作品情報・感想・評価・動画配信

「チェルノブイリハート」に投稿された感想・評価

たな

たなの感想・評価

3.4
前半「チェルノブイリハート」、後半「ホワイトキース」
遺棄乳児院や精神病棟の映像が想像を超えてて、自分の無知を恥じた。
日本で生きてて、放射能の恐怖は3.11以降もっと身近なものになった(特に東の人は)。きっとそれ以前に見てたらどこか遠い国の出来事として捉えてたと思う。
後半の映像は福島の現状と重なるけど、果たして前半は?
三鷹

三鷹の感想・評価

3.8
今も鮮明に思い出す。1986年の4月、北欧や東欧から放射性物質が次々と検出され、それは次第にソ連国内の原発施設の事故を疑うニュースに変わっていった。何かとてつもない恐ろしい事が起こっている事だけは分かった。遠い国のニュースであったが怖かった。
当時放射能の本を数冊読んだが、35年経った今、この映画でセシウムは身体がカリウムと間違え取りこんでしまうという説明に放射能事故の恐ろしさをあらためて学んだ。

作品中漂うのは突然生活が打ち切られ、誰も責任を取らない悲劇の中に放り出されて気力さえ失いかけている人々のそれぞれの表情。これを観て果たして希望はあるのだろうかと陰鬱な気持ちにさせられる。

放射能、この恐ろしい悪魔は1番弱い者から襲いかかる。一旦事故が起きれば制御不能に陥るこの悪魔を果たして人間は扱ってよいものなのだろうか。
確かに反核思想色が強いが観た後に考えるドキュメンタリーだった。
ドラマも観たのでこちらも鑑賞。
子ども達の体から嘘でしょっていうものが
とびでてる。
普通に食べてるものも危険。
インタビュアーの方が優しくしたり
おいしいものあげたりがその場しのぎ…
健常児が産まれる確率が15〜20パーて…
ディアトロフ一生地獄にいても許されない。
子どもをかかえる親の思い。
大真面目に生きる。
あまりにも酷すぎる。ドラマ『チェルノブイリ』と合わせて必見。
想像よりトラウマ要素はなかったが、ただひたすらに重かった。成長した子供たちが今どうなっているのか気になった。
そして、多様性に対しての寛容に限界があるのかなとも感じてしまった。
後半は、冬で雪で枯れた木々の立ち並ぶ、チェルノブイリからすぐそばのアパートが廃墟と化している様子を描いてた。福島の帰宅困難地域よりも寒そうで殺風景で冷たい画が続いていてそして編集も無言の間もそのままで、見ていて重いし、失礼ながら助長にも感じた瞬間があった。(これはこれで感情がもたらす空気の重さを与えるための演出なのかとも思えるが。)
全体を通して、日本側が加えた修正なのか、向こう様のした演出なのかはわからないが、宗教くささを感じた。
ドキュメンタリー映画となると、どうしても制作者は自分の撮ったものの正しさってのを画面の中とかで主張したがるとこあるから、完全な客観性を持つわけでもないし、事実ではあるが、カメラを通して我々は見ているわけだから、それはきっとナチュラルとは言い難い映像ではあると思う。
細野豪志の本では安全と言われていたが、福島は本当にチェルノブイリよりも深刻な事故だったのだろうか。だとしたら数年経って遺伝子異常が起こりうるのだろうか。
ベラルーシ共和国。
kty

ktyの感想・評価

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1986年チェルノブイリ原発事故後の二本のドキュメンタリー

『チェルノブイリ・ハート』40分
今も放射能に汚染され、癌や心臓病を患う子供達が増大するベラルーシの取材
遺棄された子供達の精神病棟は正視に耐えない。

『ホワイトホース』20分
原発から3キロ先の自宅から強制避難の対象になった青年が、20年後に自宅を訪問する姿を追う。

冒頭10分くらいで、癌や精神障害を負った痛ましい子供達と、現場の医療関係者の方々の悲痛な姿にやりきれなくなりました、途中断念して翌日観賞。

映画は通常、観客に夢や希望を与えてくれるけど、このドキュメンタリーは真逆。

現実は、人工的なホラー映画より残酷で、痛ましい。

タイトルはチェルノブイリの影響で心臓に穴の空く病気の名前。

辛いけど、一人でも多くの人が観たほうがいい。

これを観ると福島は奇跡的に助かったと言えるだろうか?

スコアはつけられません。
精神的な意味じゃなくて物理的に直視するのが本当に厳しい映像ばかりだった
この現場に赴いて映像に残したことはとても重要で偉業だと思う、できれば考えたくない見たくないと思うような自分の生きる世界と遠くにあるけど確実にある現実の記録が、見るべき時に見るべき人の手に渡ることがあると思うので、それが存在していること自体に大きな意味があると思う
チェルノブイリ原発事故についてのドキュメンタリー

事故がおきてから近年に至るまで、その周辺の地域で生まれる子供が健康な状態で産まれる可能性はたったの15%から20%、、


そして障害を持って産まれた子供は捨てられている、、、
はる

はるの感想・評価

4.5
1986年のチェルノブイリ原発事故後のドキュメンタリー映画。U-NEXTで鑑賞。

前半は『チェルノブイリハート』です。
事故から16年後の、甲状腺ガン専門病院や精神病院、遺棄乳児院などの様子が報告されています。
題名の『チェルノブイリハート』は心臓疾患の呼び名です。ウクライナ人は心臓に穴があいている症状のことをそう呼んでいるそうです。

後半は『ホワイトホース』
20年ぶりに自宅を訪れる男性のドキュメンタリーです。原発から3キロの町に住んでいた当時の様子を生々しく語っています。

映画の冒頭とラストに、日本人へのメッセージが流れますが、日本人だけでなく多くの地球人に見てもらいたいと思いました。

想像するのと実際の映像を観るとでは全然違います。
「今月の電気代、高かったわー」なんて、のんきに言っていられなくなりました。

この映画とは全く関係ないけど、松田聖子の『瑠璃色の地球』がどんなに素晴らしい曲か、やっとわかった気がします。

ただ、私はこの原発事故についての知識に乏しいので、このあとドラマ『チェルノブイリ』を鑑賞したいと思います。(こちらもU-NEXT)
bluestar

bluestarの感想・評価

3.8
日本の2011.3.11の後、先例に学ぼうといろいろな作品を観た中に、こちらの1本も有りました。

子ども達の心臓に穴の空く先天性の病気や甲状腺ガン他多数の疾患が増えてしまった実情を、ウクライナとベラルーシで取材したドキュメンタリー。

とても辛い現実を突き付けられました。
健康な子どもが如何に減ってしまったか、その圧倒的な数に恐ろしさを感じました。

当時は日本からも医療支援活動のために医師の菅谷昭さんがベラルーシに赴き尽力されていましたが、その後、松本市長となられて福島原発事故後の行政では知識を活かして、地産地消の給食など実施されていました。2020.3に退任されたようです。

こういったドキュメンタリーが無ければ、後世に事実として起こったことを映像資料として残せないし、他国の一般市民が知ることも出来なかったことを思えば、取材し、映画にした監督マリアン・デレオの功績は賞賛されてしかるべきで、アカデミー賞でも評価されたのは不幸中の幸いです。


wikiより
“2003年に制作されたドキュメンタリー映画である。監督はマリアン・デレオ。2004年に第76回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞”

2021.04.21追記
読んで下さった方でまだTVドラマの“チェルノブイリ”(2019年作品)を観ていない方は是非観て欲しいです。
ドラマのレビューに追加しました。
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