犯罪組織で殺し屋として育てられたスクヒ、育ての親のジュンサンと結婚するが敵対組織に殺されてしまい復讐のため敵陣地に乗り込み派手な銃撃ののち国家組織に捕まってしまう。そこで10年間ミッションをこなせば自由の身になれるという条件を出され
冒頭のノンストップアクションが素晴らしい迫力を放つ。スクヒの目線で派手な銃撃、ナイフ捌きを疑似体験させられる。薄暗いビル内次々現れる敵を爽快に殺害し、終盤は近距離から彼女をしっかりカメラは捉え、さらにその迫力と凄まじさに興奮する。たった一人で50人越えの男たちを切りたくって行く爽快、この冒頭の７分だけでも見る価値がある。
現在とそこに至るまでの父とのことや組織のことを巧みに交差させ、銃撃、ナイフ捌きからバイクでの逃走中の乱闘など、引き込まれるアクションが繰り広げられた後は、新しい暮らしの中で穏やかな時間もある。
過去の回想との切り替えも非常にスムーズで、飽きのこないいろんなバリエーションでのアクションを見せてくれる。ウエディングドレスでの狙撃、愛する人たちを次々失い、裏切られ、信じてたものが崩れ去り、全て失った時女は怪物と化する。ラストのカーアクションも素晴らしく、冒頭からラストまでてんこ盛りのアクションに魅せられる。復讐の連鎖は何も生まない。そこに広がるのは苦しみだけだ。
