このレビューはネタバレを含みます
ホラー映画の守破離の離。
これまでのホラーの定石を覆す内容であった。
序盤、見始めてからなんとも言えない違和感を覚えたけど、それがなんなのかはすぐにわかった。
これまでのホラーであれば「速攻で殺されるエロ要因の脇役ビッチ」が主人公だったから。
それがまずはこれまでのホラーとは違うポイント。
そして、主人公が死ぬシーン。
ホラーの醍醐味「(ホラー的な意味で)どうやって面白く殺されるか」という大喜利を放棄している。
なんなら途中、殺されるシーンをダイジェストで見せたりしてる。
それらのシーンがあることからも、この映画はホラー的な要素で楽しませようとはしていないことがわかる。
なにより、ホラー映画なのに主人公の成長を描いているのが、完全にホラーの定石を逸している。
この映画は、ホラーの仮面をかぶったミステリードラマなのかもしれない。
新しいホラーの形としては面白かった。
※王道のホラー見たさで見てしまうと、つまんなく感じてしまうだろうけど、、、