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ハッピー・デス・デイのKのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.3
よくあるループ物かと思ってナメていたが、終盤で一本取られた。

ジャンルとしてはホラーであるがその要素はほとんどなく、序盤まではループ物のテンプレ展開をなぞるだけなので、そこまでは我慢して観る必要がある。

故にホラーやループ物に期待して観てしまうと、少々ガッカリしてしまうかもしれない。

本作の良さは単なるジャンル映画に留まらず、確かなメッセージ性があることである。

一見無愛想で冷めた雰囲気の主人公であるが、繰り返されるループ現象の中で、日々の大切さを学び、自身を客観視していく。

長いようで短く、猫と違い人間は一生の人生であり、1日1日を大切に生きなければならない。

学びとして深みはないのかもしれないが、人生を歩む上では重要なことであり、少なくとも観て不快にはならない。

むしろホラー映画には似つかわしくない、爽快感を得れるかもしれない。

B級だが侮るなかれ

"今日は残りの人生の最初の日"
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