Ryu

アトラクション -制圧-のRyuのレビュー・感想・評価

アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)
3.4
ロシアの首都 モスクワに巨大な宇宙船が街を破壊しながら墜落してきた。政府は直ちに戒厳令を敷き、宇宙人を威嚇しないように試みる。人々が混乱する中、軍の司令官の娘 ユリアは宇宙人の1人 ヘイコンと出会う。

突然、宇宙人がやってきちゃった。さぁどうする inロシア🇷🇺
冒頭の墜落シーンのCGのクオリティがハリウッドさながらのクオリティの高さで、ここからどうなっていくのかワクワクしていたら…。掴みはめちゃくちゃイイんですが、そこからの展開がちょっと弱いかなぁ。主人公と宇宙人の恋愛映画になっていってからは、正直、なんじゃこりゃ って感じでした。宇宙人と交流を図るのも良し、対決するも良し、人間の間の意見の衝突を描くのも良し。ここで宇宙人と恋愛しちゃう って選択肢は考えてなかったです。
宇宙人側はかなり冷静なんですが、人間側の混乱っぷりは凄まじいです。やはり未知の存在にパニくるのは当たり前ですが、すぐに抹殺しようとするところが、人類の愚かなところなのでしょうか。動物は自分が生きるために他を殺しますが、人類はそれ以外の理由で他を殺してきました。宇宙人の人類に対する台詞が刺さります。さらにこれがロシア映画ってんだから、皮肉ですね。
メッセージ性とかはあったとは思うんですが、全体的に展開が弱く感じてしまう作品でした。
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