このレビューはネタバレを含みます
エミリア・クラークの出演作を抑えておきたいという理由で鑑賞。オープニングで原題が『Voice from the Stone』と表示されたので石がキーワードになっているのだと思った。観てみると実際にそうだったのだが、映画としてのおもしろさはもうひとつだった。
(以下、ネタバレ気味)この作品はラストが「一見、ハッピーエンドのように見えて、実は・・・」というふうにしたかったのだと思うのだ。しかし、冒頭から推測できる展開になっているので、まったく意外性がないのである。
あの母親のセリフの内容は、もっとぼかした方がよかったのではないだろうか。そうでなくてもせめて、理性的だったはずの主人公がしだいに狂い始める過程そのものが描かれていれば、まだ映画に入れたと思うのだが。
2021/09/26 U-NEXTで鑑賞