とにかく楽しかった。
長い年月を経ての続編としてドラマの重みもしっかりとあり、自分のように世代的な前作ファンへの徹頭徹尾過剰なまでの接待も満喫し感涙。(ちなみに前作は1986年末から87年4月までの間に3回劇場へ観に行ったと記憶している。それだけロングランしていた)
こんな風に優れた続編によってちょっと軽薄とも言える前作を「遠く過ぎ去りし青春の日々」として格を押し上げてしまう作り方があるのだなぁと泣きながら感心。
前作のフローを踏襲しながらも緩かった部分は引き締められ、冗長だった部分は小気味よく改良され、時に新旧の対比が隔世の感となりオールドファンの胸に熱く去来する。
今作のみならずトム・クルーズの衰えぬ活躍ぶりにも賛辞を贈りたい。
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~ネタバレ余談~
・エネミーライン的な展開のさなか、マーヴェリックが一瞬イーサン・ハントに変身していたが、グースの息子とF-14を操縦させるにはあれでよかったと思うし嬉しかった。ただ、予告にはF-14出さないでおいてほしかったとも思う。ある意味日和ったのか?稼働機はもう輸出国にしかないからねぇ。
・イラク原子炉爆撃事件をモデルにした大筋が似ているだけに、前作の主人公が続編冒頭でいきなり撃墜されて■んでしまう「アイアン・イーグル 2」みたいにならなくて本当に良かった。
・オマージュと思しき件
冒頭ダークスター墜落からの生還は「ライトスタッフ」のクライマックス、爆撃作戦のギミックはいろいろ言われているけど、自分的には「エリア88」のフラメンコ・サヴァイヴァー。