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エブリデイのroofbalconyのレビュー・感想・評価

エブリデイ(2018年製作の映画)
3.2
「ナイスガイズ!」の有能娘アンガーリー・ライスが16歳に成長し初主演。原作小説あり。ヤングアダルトカテゴリだがファンタジー色が強いので日本的な基準で見るとジュブナイルというよりラノベのようでもある。エクストリームな「人は外見より中身」話。しかし!ヒロインは容姿にも一家言あり。

日替わりで他人に憑依し特定の肉体を持たない人間(?)"A"
とはいえ性格はいたって普通な、女の子に恋してグイグイな少年。"A"は「たぶんアリゾナ州フェニックスで生まれ、6歳で他人と違う自分の性質に気がついた」と言う。つまり物心つく以前から日替わり憑依を繰り返していたことになるが、人間として生まれたのであれば本来の性別や身体はどうなったのか?とか、幼児期から日々異なる性別、気質、肉体、境遇、を経験し続けて人並の成長や人格形成は可能なのか、性別含め自己同一性を保てるのか?など様々な興味が湧く。"A"の存在をメタフィジカルに扱い、そこをもっと掘り下げたエピソードも見てみたくなるがティーン向け恋愛映画からは遠ざかるだろうし痛し痒しか。

舞台:メリーランド州の架空の町オクタビアン デート先はボルチモアの海岸
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