好み。あまり期待してなかったのに意外に自分に合う鍵が挿し込まれたというか。映画として問題大ありなのもそりゃ解る。感想を追記するか?どの映画においても、沢山の人が既に語ってるしわざわざ自分が書かなくても>>続きを読む
米国西部の虚無的なまでに荒涼たる風景の美。詩的。
喪失、貧困、漂泊、、しかし少なくとも彼らは孤独ではない。
ふと、疎遠になってしまった友人を思う。
3.11で家を失い、派遣労働者となり今も各地を転々と>>続きを読む
とにかく楽しかった。
長い年月を経ての続編としてドラマの重みもしっかりとあり、自分のように世代的な前作ファンへの徹頭徹尾過剰なまでの接待も満喫し感涙。(ちなみに前作は1986年末から87年4月までの間>>続きを読む
「バットマン」と地続きではないという先入観で観始めたら意外につながりが出てきたのでちょっと驚いたし、とはいえあの少年がやがてバットマンになる世界とは到底思えないのも込みでなるほど巧いなと。
それはさて>>続きを読む
「イージーライダー」とセットで語られがちな印象を持っているが、比べるとちょっと影が薄いのも込みで自分は本作が好み。☆は英国公開版への評価。
昨今のBDには完全版と呼ぶべき英国版が収録されているものと>>続きを読む
「ナイスガイズ!」の有能娘アンガーリー・ライスが16歳に成長し初主演。原作小説あり。ヤングアダルトカテゴリだがファンタジー色が強いので日本的な基準で見るとジュブナイルというよりラノベのようでもある。エ>>続きを読む
脇役の映画でもなぜか気になる存在、アナ・ケンドリックの猫耳π/が拝める。「コンフェッション」以来の元CIA暗殺者にして「月に囚われた男」サム・ロックウェル。「ヘイトフル・エイト」を未見のため「パルプフ>>続きを読む
久々の再鑑賞。映画自体の面白さは言わずもがな。公開ひと月後くらいに「ダイ・ハード」が公開されて割を食ってたような印象がある。軽妙な会話劇とドタバタがひたすら楽しいが娘との再会で殊勝な空気に一変する演出>>続きを読む
続きを見たい気持ちは全くなくハードルを下げていたせいかストーリーは楽しめた。表面的・精神的後継作品が数多ある中、堂々と本家の看板を背負ってP.K.ディック+オリジナルのコンセプトを継承したと思う。映像>>続きを読む
個人的な思い入れのあるバージョンはLDで買ったこの完全版(国際版)。ただ、デッカードの説明モノローグは功も罪もあるので痛し痒し。最終版のユニコーンは謎でもまぁよかったがファイナル・カットで鳩が羽ばたい>>続きを読む
時空の制限無しに選択と行動を多元に繰り返せる男の話。
マルチエンディングのノベルゲームをやる人になら複数の分岐結果を一本に非線形編集したものという例えがたぶん解りやすい。大きな選択項目は離婚する父と母>>続きを読む
三幕構成と勝手に解釈。第一幕はSFっぽく開幕するが二幕め以降はピノキオ風味のファンタジー。
第二幕ラストでの作り主たるホビー教授とデイビッドの思いの噛み合わなさが悲しい。
「フランケンシュタイン」>>続きを読む
ジャームッシュ補習週間第4弾 。
ヴァンパイアが現代人間社会の片隅でひっそりと彼らなりの日常を生き続ける様子を描く。
数百年に渡り人間社会の影からヴァンパイアたちが人知れず創作し人類文化史に影響を>>続きを読む
主人公の出自が敵勢力、もしくは敵キャラと同一という設定は日本のヒーローやロボット物にとても多く、なじみがあり好みでもある。それを逆さまにして主人公が敵を生み出してしまう本作の設定は面白い。身から出た錆>>続きを読む
えっ5日後?、、前作の怪我が治ってないんでは。
という心配も今更な、笑えてくるほど日常的現実感を削ぎ落としたエクストリーム・ガンアクション。冒頭でビルの壁面になぜか映写されているバスター・キートンの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
DASH島、、、 じゃなくて。絶海の孤島怖い。高波怖い。でも所々笑ってしまう。
生還してからの第三幕で序盤とはすっかり変わった主人公チャックの目線で世界を見られるのがとてもいい。演じるトム・ハンクスの>>続きを読む
ポリティカル・サスペンス+超人アクション+片腕サイボーグ+ギガントx3
R・レッドフォードが役どころは違うが「大統領の陰謀」を想起させ、社会派感5割増し。ヒドラで悪の陰謀味をまぶしてあるが現実の組織>>続きを読む
ゾンビ+全世界規模パンデミック・パニック映画。
従来の定石だとパンデミックの前段階に3割位尺を割くものだけど、そこはもういいっていう割り切りですぐおっぱじまるのがいい。ゾンビ映画にお約束な愁嘆場をあ>>続きを読む
MCUは鑑賞間隔が空くと作品内容の記憶が混然としてきて、、前の話(1とアベンジャーズ)を思い出すのに一苦労。
しかし楽しめた。ソーは立派に成長して筋肉バカ神じゃなくなりちょっと寂しさもあるが危なげなく>>続きを読む
ヴァンパイア・ファンタジーの派生型SF風味。
疫病でヴァンパイアが圧倒的マジョリティとなった未来社会にも閉塞が迫り、人血を摂取できない貧困層は更にモンスター(サブサイダー)化して、、という設定は面白>>続きを読む
原作小説をかなり改変しているとのこと。
道具立ては悪くないがよくぞここまでというくらい主人公への共感要素が希薄。 ジャンパーとして覚醒してからの主人公がとにかく徹頭徹尾浅はかでヒロインまで自発的に巻>>続きを読む
ロメロにゾンビ映画のヒントを与えたとされる小説の3度目の映画化。
中盤までの主人公独り(と1匹)でのストーリー運びは会話よりも行動に大きく依存せざるをえないのでそれなりの展開や台詞に頼らない描写が必>>続きを読む
前2作でインフレ気味だったハイテクなアイテムや仕掛けのつるべ打ちからやや落ち着いた感はあるものの、アクションは相変わらずエクストリーム。フィジカルな限界は直感的なのでやはり楽しい。とはいえいつもの超人>>続きを読む
「円谷が1/8なら俺は1/14だ!」とばかりに、
ペイン監督、ウルトラQ観たんかな?
それはともかく、評価が割れていると知りつつ鑑賞。いや面白い。
早々にSFではなく全くのファンタジー+寓話とみな>>続きを読む
ジャームッシュ補習週間第3弾 。
まさかジャンル映画ではあるまいと思っていたがこれほどの映画がくるとは。面食らった。油断してた。 大昔に「パーマネント・バケーション」を見た時の感覚に引き戻された。自分>>続きを読む
ジャームッシュ補習週間第2弾。
らしからぬメジャーなキャスティングにちょっとびっくり。そして並のコメディ映画より面白い。ポーカーフェイスな主人公が見るものの連続性で彼の感情や動機の移ろいがそこはかとな>>続きを読む
「パターソン」をきっかけに長年遠ざかっていたジャームッシュ映画を補習してみようということでまずは本作。モノクロ、オムニバス、ごく限られたカメラアングル、黒味つなぎ、、、初期型ジャームッシュだこれ。
そ>>続きを読む
モデルチェンジ当初(今も?)、豚鼻と揶揄され不評だったあの2代目インプレッサが途方もなくかっこよく見えてしまうから演出ってやつぁ。
音楽映画としても手が込んでいて序盤はケイパーというよりミュージカル>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
愚問ではあるが、この実在した主人公カイルが仮に今も米国で一人のよき父親として平和に暮らしているとしたら、果たしてイーストウッドは映画にしただろうか?
現実もまた寓意に満ちており、創作は時折これを利用>>続きを読む
メル・ブルックスといえば「スペース・ボール」を挙げる人がたぶん多かろうが個人的には「サイレント・ムービー」で爆笑したのが印象深い。本作は更に往年のスパイコメディTVドラマ(1965~70)の映画化との>>続きを読む
久々に観るジャド・アパトー映画。いつもの下全開バカ映画でもありロマンティック・コメディでもあり。意外に立派な映画。ちょっと長いか。ラドクリフ劇中映画の謎感は笑う。
エイミー・シューマーは初めて知った>>続きを読む
キービジュアルや冒頭のモチーフ通り、パズルがきれいに組み上げられていくような、点と点が結ばれて線になり更に並行する別の線が合流してきれいな一本になるさまを見るような映画。単色のジャンル映画ではない。>>続きを読む
序盤に主人公が見る幻覚の意味が気になって、しばらく「惑星ソラリス」みたいな映画か?とか「イベント・ホライゾン」みたくグチャグチャになりはしまいか?と思って観ていたがそうではなく、割と硬派なSFドラマだ>>続きを読む
MI映画、デ・パルマ、ウー、JJと来て4作目はブラッド・バード。アニメ監督からいきなり実写大作映画でやれちゃうもんなんすね。スゲエ
本作でこの人の個性が生かされてるかはちょっと判らんですが。。 >>続きを読む
主人公の父親役カイル・チャンドラーが草刈正雄に見えてしょうがないのはさておき、J.J.版未知との遭遇+E.T.なんですな。時代設定もあの頃。
中盤までの見せ場や展開は強力で引き込まれるが、収拾・着地>>続きを読む
プロジェクト・グリーンライトというベン・アフレック、マット・デイモン企画の脚本発掘・映画化ドキュメンタリー番組から生まれた映画なのだとか。
篭城型のモンスターホラーコメディ。おふざけ人物紹介テロップ>>続きを読む