minaduki

トップガン マーヴェリックのminadukiのレビュー・感想・評価

3.5
まだシネコンも配信もない、レンタルビデオさえない、70年代から80年代、映画館の系列も限られていて、洋画メジャー、邦画メジャー、少しのアート系と成人映画館の中から、皆がぴあを買って映画を選んでいた時代

そんな時代の僕にとって、洋画といえば、アメリカ映画、ハリウッドエンターテイメントだった

86年の前作は、一夜にしてトムクルーズをスターダムに押し上げた
そしてあれから30年余、俳優として、プロデューサーとして頂点に上り詰めたトムクルーズが、60歳を迎えて自分の出自はここなんだとキャリアを振り返ったのだと感じた
もちろん、前作のトニースコット監督への追悼と感謝を込めて

だから、続編だからというだけじゃなく、敢えてこの映画はあの頃のハリウッドメジャーの様式を堅持したのだ

視覚効果を最大の武器に、
ストーリーは、主人公に次々に困難をぶつけそれを間一髪できりぬける。生きるか死ぬかのギリギリ、ハラハラドキドキの連続だが、緊張は弛緩がなければ効かない。お約束のラプストリーを並置して緩めておいて、また一気にぎゅーーーんっと締め上げる
でも最後はきっとハッピーエンドなんだよねと観ている人は皆分かっていても、そこに向かって疾走していく爽快感から逃れることはもはやできない

あーーーー、懐かしかった 気持ちよかった!
往年のブロックバスター
こんな映画を今の時代に新作で観られるなんて
minaduki

minaduki