しょうちゃん

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
2018年52本目の劇場鑑賞。

安モーテルを舞台に、
社会の底辺で生きる母娘の厳しくも愛おしい日々を優しく見つめた感動ドラマ。

やんちゃな6歳の女の子が、
過酷な現実の中でも周囲の大人たちに守られて伸び伸びと暮らしていく姿を、
次第に浮かび上がるアメリカ社会の矛盾とともにカラフルな映像美で描き出していく。

フロリダのディズニーワールドのすぐ裏手にあるモーテルに住む、
シングルマザーといたずらっ子の娘を中心に、
アメリカの貧困家庭の生活をリアルに描いてます。
ムーニーはいたずら好きなやんちゃな少女で、
近所に住む友達と辺りを徘徊してはいたずらを仕掛けることが日常です。
貧しい生活の中でも、
子供たちが無邪気に遊んでいる姿を見せられ、
だんだんと彼らの生活が追い詰められていくのは悲しく感じます。
それを悲壮感漂う表現で描かれるわけでもなく、
子供の視点で色鮮やかなフロリダ描かれいる。
何と言っても子供たちの演技がすごく自然で素晴らしい。
しょうちゃん

しょうちゃん