フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法の順慶のネタバレレビュー・内容・結末

もっとハートウォーミングな温かいストーリーだと思ってた。

フロリダディズニーワールドの近くにある安モーテルに暮らす人たち。夢の国の近くに貧困でその日暮らしをしている人がいる。
シングルマザーのヘイリーと６歳の娘ムーニーもそのモーテルの住人。

このムーニーが悪ガキで、同じモーテルに住む友だちと冒険に満ちたイタズラばかりしている。このイタズラをいつまで観させられているのだと思っていたが、事態は少しずつ変わっていた。

あまり説明されず、ある夏の日常を描く。さほどエモーショナルでもなく、出来事をムーニーの視線を大切にして描いていく。

６歳のムーニーには、大人がよく見えていた。
モーテルの管理人のボビー（ウィレムデフォー）は住民を見守り、観ている側もボビーの視線に近づいていく。
なんつー母親だと思いつつもあの大人には捕まるなと応援したくなった。

そしてかのラストカット。友だちに手を引かれた先に鳥肌が立ちました。