江戸で評判の義賊・鼠小僧次郎吉が若侍に捕まった。この男、実は北町奉行・近江雅楽頭の長男・銀八郎だった。今江戸で殺人強盗を働く贋の鼠小僧が捕らえられるまで江戸を離れるのが得策だと聞かされた次…
>>続きを読む清水の次郎長一家は、密告により謀反の嫌疑をかけられ、信州へ向かう。一方、上州では百姓たちが娘を年貢の代わりに差し出すほどの凶作に苦しんでいた。国定忠治は百姓を救おうと、米を買いつけるために…
>>続きを読む森の中の社殿で、9人の若侍たちが密談していた。次席家老の汚職を城代家老・睦田に告げるも相手にされず、ただし大目付・菊井の賛同を得られたらしい。しかし、突如現れた浪人が「菊井こそが黒幕だ」と…
>>続きを読む伝馬町の牢で過ごす稲妻の伝次、木鼠の吉三という2人組の怪盗は、同じ悪夢にうなされていた。その夢は、20年前に起きた大阪方の軍用金300万両隠匿の場面だった。これを聞いたお奉行さんは、即刻2…
>>続きを読む生業を持ちながら裏では金銭の受渡しにより人殺しをする殺しの代行者が庶民のやり場のない怒りを爆発させる。
貧しい家禄のため権力に媚びなければならない侍稼業に嫌気がさし、市井に飛び込んだ緋牡丹半次。彼は伝馬町の牢内で「煙りの富蔵」の異名を持つ大盗人と出会う。富蔵は、向こう気の強い半次に好感を抱き…
>>続きを読む浪人の伊右衛門は、伊勢屋の娘を助けたところを義父にとがめられて彼を斬り捨ててしまう。やがて伊勢屋への婿入り話が持ち上がり、妻・お岩と赤子が邪魔になり…。そんな折、伊勢屋から特効薬といって毒…
>>続きを読む人間の悲しみと喜びの涙でできたといわれる余呉湖。貧しい農家の娘・さくは、その水で三味線糸や琴糸を洗う西山部落へ連れてこられ、同郷の男衆・宇吉と恋に落ちる。宇吉が兵役に行っている間、さくは京…
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