無頼漢の作品情報・感想・評価

無頼漢1970年製作の映画)

製作国:

上映時間:105分

ジャンル:

3.5

『無頼漢』に投稿された感想・評価

ShoM
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追悼・篠田正浩。

抽象的なセットで展開される『心中天綱島』とは打って変わり、豪華絢爛な美術と衣装。歌舞伎と前衛劇の融合な雰囲気で、脚本が寺山修司のためか「母捨て」のモチーフも出てくる。前半はややダ…

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篠田正浩監督×寺山修司脚本の五本目で最後の作品。「無頼漢」=「ならずもの」と読む。江戸のアウトローたちの生き様を描く歌舞伎演目「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)」を翻案して映画化。美術…

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Omizu
3.7

【第43回アカデミー賞 外国語映画賞日本代表】
『はなれ瞽女おりん』篠田正浩監督が河竹黙阿弥の『天衣紛上野初花』を原作として撮った作品。アカデミー外国語映画賞日本代表に選出されたがノミネートには至ら…

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河竹黙阿弥の「天衣紛上野初花」をモチーフに、寺山修司の脚本を篠田正浩が監督した。六人の無頼漢の物語。六人の演技合戦。
このレビューはネタバレを含みます

あぁ、なんかこれ見たことあるなぁ…なんて思いながら見ていたけど、日本の時代劇からコラージュして作ったようなお祭りムービーのようだった。心中天網島と河内山宗俊をベースに楢山節考、徳川女刑罰絵巻、恐怖奇…

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このレビューはネタバレを含みます

いまいちだったものは書かないことにしているのだが、今回はいまいちだったことを書く必要があるので書く。

というのも、個人的にいまいちだと思う映画の特徴が一つわかったからだ。それは、映画内の人物のサイ…

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幕開きと幕切れを提示したりツケ打ちを鳴らしていたりと、きわめて歌舞伎的。花火の爆発に合わせて命が散っていく敗北/理想主義が寺山修司っぽいと思った。演劇人らによる百鬼夜行が楽しい。

あと一歩間違えたら映画でなくなってしまう。
そんな失敗作と背中合わせの面白さ。

篠田正浩『無頼漢』

観ながら、どこか映画とは異質な、得体の知れない生きものに接している錯覚に囚われます。
が、無性…

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ky
1.5
それ以外は全てかっこいいってなったけど、いまいち物語のそれぞれのピースがハマりきれない感じがしました。御用だ
3.5

 権力は交代するとな、水野に言わせてりゃ世話がない。しかし、権力側さえそんな倦怠を覚えたかもしれない長すぎる幕政をなんでなんで、九割以上の庶民が支え切ってきたわけで、その間に割って立った、丹波、斉加…

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