ドラえもんは猫型ロボット

テイク・ミーのドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

テイク・ミー(2017年製作の映画)
3.0
「ビジネスの基本てなんだと思う?人助けだよ」

面白かった!
コメディと思わせる不自然な行動が結末で納得できる。

〈あらすじ〉
依存症を治療するための誘拐ビジネスを生業にする主人公のもとに、「週末誘拐してほしい」という女性からの依頼が入る。主人公は依頼どおりに女性を誘拐するのだが、彼女は「そんなことは頼んでいない」といい、解放を要求するのだが……というお話。

人生上手くいっていないダメダメな主人公の誘拐ビジネスの行く末が、どう着地するかが、本作の見どころだと思うが、話を大きく広げようとせず、元からある材料だけで決着させている。

ほぼ主演二人の会話劇に終始し、驚くような大きな展開もないし、
観る人によっては、「これの何が面白いのか?」とも思えるようなオチだが、ヒロインの不自然な行動の意味をしっかりと結末に消化させていたので、個人的には納得できた。
仕事のできる女って色々と大変だね。

肩肘はらずに、さくっと観れるサスペンスコメディ。
決してハードルは上げずにちょっとした隙間時間に観るのがちょうどいいかも。
最後の依頼人を見つめる主人公の表情が少し救われていたようで、温かい気持ちになった。
人のためになれて良かったな。

やたらと作中で主人公のカツラいじりがされていたので、主演俳優の画像確認したら、本当に【ショートカット】だった。
なんでカツラかぶってたん😄