ともぞう

セブン・シスターズのともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

人口爆発で1人っ子政策を強行する国に生まれた7つ子姉妹。7人だから名前は曜日。これをノオミラパスが1人7役やってしまう。それぞれの個性を感じさせながら7人を演じ分けるのは本当に素晴らしい。しかも、真面目な月曜日が他の6人を裏切っていたという衝撃のストーリー。ただ、脚本がもう少し精緻だったら、もっと面白くなったように思えた。

〈あらすじ〉
2073年。異常気象と人口過剰によって資源が減少、社会は混乱し政情不安が起き、繰り返される戦争や難民問題のため世界の状況は一変していた。主要国はみな滅び去り“ヨーロッパ連邦”が新たな超大国として君臨。人類の生き残りをかけ、政府は厳格な一人っ子政策を実施する。それは、二人目以降の子供は児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存されるというものだった。そんななか、セットマン家で七つ子姉妹が誕生。彼女たちは、唯一の身寄りである祖父(ウィレム・デフォー)によって月曜日から日曜日まで各曜日の名前を付けられ、それぞれ週1日ずつ外出、7人で一人の人格を演じることで30歳まで生き延びてきた。真面目な優等生マンデー、ヒッピーな自由人チューズデー、筋トレが趣味の武闘派ウェンズデー、反逆者サースデー、天才理系女子フライデー、派手好きのお調子者サタデー、慈愛に満ちた皆の仲裁役サンデーたち七姉妹は、本来の個性はバラバラでありながら、自宅の外ではやり手の銀行員カレン・セットマンとして政府の目を欺いていたのだ。だがある夜、マンデーが帰宅しなかったことで、姉妹の日常が狂い始めていく。
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