ツクヨミ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのツクヨミのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

007として"異端"をやり切ったダニエルクレイグ。
ジェームズボンドは007を引退しマドレーヌと2人で過ごす毎日。そんなある日ヴェスパーの墓を訪れたジェームズは罠にハマってしまい…
ダニエルクレイグ版007シリーズ第5作目スパイアクション。今作はまず最初マドレーヌの過去編から始まる展開にびっくりしましたね、本当に007をシリーズものとして展開しシリーズ初見を受け付けないやり方はダニエルクレイグ版ならではかと。そして特筆すべきは過去から現在に移り変わる流麗なマッチカット…サフィンがマドレーヌを氷湖から救出したと思ったら、海から飛沫をあげて顔を出す現在のマドレーヌの姿に変わっている。美しいマッチカットだなぁとシンプルに感じた。
その後イタリアの村での圧巻のスピードで繰り広げられるアクションシーンもカッコいい。そして最後に駅でマドレーヌと別れるシーンから挿入される主題歌"no time to die"の素晴らしさ。個人的にビリーアイリッシュ好きなのもあるが、マドレーヌの感情に寄り添ったような歌詞で泣けてきました。切なさが際立っていたオープニング。
しかし反面本編はけっこう地味めな印象、シリーズものとして過去作のキャラクターをうまく活用していたのはいいが…ラストの展開もやってしまった感が否めなかった。
総括するとオープニングはけっこう好きだったのでそこは評価したいかなと思える007。
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