柏エシディシ

ブラッド・スローンの柏エシディシのレビュー・感想・評価

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)
2.0
完全にニコライコスターとジョンバーンサル目当て、で御座います。
うぅむ、しかし、もうちょいかな〜。

ゲームオブスローンズ(完全に邦題は意識してますねw)でも、悪漢の様で複雑な内面を持つジェイミー・ラニスターを好演しているニコライですから、エリートディーラーからギャングに身をやつす主人公はハマり役の筈なんですが、冒頭から過去と現在の時系列が並行して語られるプロット。どうもコレが上手くない!

順に時系列を追ってて、あんな優男がここまで、、、って展開か、
先に現在を見せて、実はこの男にはこんな過去が、、って展開のどちらかの方が良かったのでは、、、要するに、この設定の肝はギャップ萌えでしょ!と声を大にして言いたい!!(バン!バン!)
このプロットじゃあ、ギャップが中和されて萌えらんねぇよぉ。

ギャップ萌え云々で行くと、ジョンバーンサルもですよ!(バン!バン!)
刑務所の中と外でパワーバランスが変わっていたり、実は彼がある行動をする動機だったりがとっても美味しいのに上手く活かされておらず、とても惜しいぃ。
その他、有名無名、いーい貌のオッサンたち総出演なんですが、上手くキャラ立ちされておらず、、、ぬーん。

裏社会に牛耳られた、独自の社会性を持った刑務所の世界って設定は、映画としては言わば在り来たりで、そこで起こるドラマをどう描くかがポイントだと思うのですけれど、正直本作はこちらの予想の範囲を逸脱する事なく、結論、物足りなかったです。

ただ、監督もリアリテイには相当拘って製作しているとの事ですから、その点では見応えは十分ではないでしょうか。

しかし、ちょいと舞台設定は違いますが、「イースタンプロミス」や「新しき世界」の様な作品を期待していたのですが、、。
ボクァ、怖い貌のオッサン達で萌えたかったんだよぅ!(バン!バン!)
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