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レザーフェイス―悪魔のいけにえのhideharuのレビュー・感想・評価

2.4
2019.4.10 DVDで鑑賞。

またしても「悪魔のいけにえ」シリーズはDVDスルーになってしまいましたね。まあ確かに本作は決して出来はよろしくないので仕方がないですが。

このシリーズも無茶苦茶で、前作で急にオリジナル版の直接の続編を謳ったりしてますし、本作だってリメイク版の前日譚で描かれてレザーフェイスの生い立ちとは全然違ってるので見ているこちらはイチイチ頭を切り替えて臨まないと混乱してしまう。

本作ではジェドがレザーフェイスとなるまでが描かれていますが何だか納得のいかない映画になっていました。
まさかの「ネクロマンティック」描写が突然盛り込まれてフザケるな!って感じだし。
だいたい母親が乱入しただけで暴動が起こるような施設なんてあるのか?あとジェドはバズとは仲が良かったのは理解できますが突然「バズが俺の唯一の家族だ〜。」って何?そこまで絆が深かったっけ?自分が何か見落としてるのかと思ってしまった。
クライマックスも家族の事をいつ思い出したのか、ついさっきまでジェドを縛り上げ吊るし上げていた連中なのに。
あまりにも浅すぎる安直で練りこまれていない脚本だったのでしょう。

そして何よりも自分の中のレザーフェイスは言ってしまえば巨体の割には知的障害気味で10歳程度の知能だと認識していましたから施設の中でも正義感があって割と理性的だったのは納得できなかった。

仮に「悪魔のいけにえ」のシリーズとは別物として、単なるB級ホラー映画として見れば基地外の逃亡とそれを追うこれまた基地外の保安官の話としてソコソコ面白いとは思ったのでスコアは2.4にしました。

果たして「悪魔のいけにえ」の関係作品はこれからも製作され続けるのでしょうか。それならばせめて劇場公開が出来るくらいのクオリティーの作品をお願いします。
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