akihiko810

カランコエの花のakihiko810のレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
3.8
39分の短編。5/23 24:00までの期間限定無料配信で視聴

とある高校で、他のクラスでは行われていないLGBTの授業が行われたことにより、LGBTがこのクラスにいるという"噂"が広がってしまう…

自民党のクソ議員が「LGBTは種の保存に背く」とか発言したそうで(てーか今どきこんな悪役しか言わない台詞を本当に発した奴、まじで恥の概念がないのか…)、それを受けての抗議の限定公開に感謝。

脚本演出は瑞々しく、ド直球な「青春群像劇」になっている。
ただ、よく言えば「瑞々しい」のだが、悪く言えば「稚拙」にみえる面もある。男子同士がとっくみあいの喧嘩をする場面は台詞が嘘くさいし、同性愛者が判明する場面でヘラヘラする男子生徒は邪魔なので自分ならカットするだろう。

脚本は結構うまい。LGBTの話題を教師陣がするとき、そして誰が同性愛者だったのか判明したときの「差別はいけない」といいながらどことなく腫れ物に触る感じをうまく描いている。

高校生という思春期を見事に切り取った作品といえる。実際の高校生くらいの人にはぜひ見てほしい作品である。それから自民党に数いるクソ議員共も百回見るべきだろう
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