ぶちょおファンク

モリーズ・ゲームのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2.5 終盤★3

“実話ベース”だが映画として脚色しているフィクション作品。
ってかドキュメンタリー映画ですら極端に言えば“編集”して“見せたいとこを見せる”だけなのでフィクションだと思う。

良い点
◯賭場を開いても“手数料”さえ貰わなければ“違法”ではないというのを初めて知った。
◯ポーカーとギャンブルの違いは面白い。
◯検察とのオフレコ会合での弁護士は胸熱!
そしてスケート場でのある人物との会話もモリーを知る上で興味深い内容。

気になる点
●ポーカーや訴訟に関する情報量が多くまくし立てるセリフ、いくつもの時間軸を描くスタイルが観てて疲れる。
●賭場では有りだとしても常に胸の谷間を強調する服を着ているモリーがある意味不快。(脚なら大歓迎…🙈)
けど“父性”で抑圧され育ったモリーの無意識での“女性性”アピールの現れとも言えないが…?


☆総評
監督・脚本のアーロン・ソーキンの過去作を見ると脚本家として着実に実績を残し、近年は監督と脚本も手がけて(『シカゴ7裁判』)いる。
作風としては実話ベースや社会派なものをお得意としているようで、今作も例に漏れず実話ベースで裁判が絡み、社会やヒトという動物の闇の部分もあるが爽やかな後味、そして少し元気が貰える面白い作品だった。


2021年319本目(+短編16本)