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二十六夜待ちのsingerのレビュー・感想・評価

二十六夜待ち(2017年製作の映画)
2.7
終始、平坦で淡々としていて、
はっきりとした起承転結も無く、
登場人物たちの喜怒哀楽も、
奥底に隠れたままストーリーが動いて行くので、
観ていて先が気になるような部分は殆ど無く。
悪く言うと退屈なくらい、ゆっくりとゆっくりと物語が進んで行くので、
一般的な商業映画とは、一味違う趣きの作品でした。

個人的には、やっぱり映画はストーリーが一番大事だと考えるので、
正直言うと、作品自体はあまり楽しめなかったかなぁと思います。

でも、黒川芽以だけは、本当に良かったです。
肌の露出や、激しいラブシーンを除いたとしても、
その表情、視線、仕草、佇まいだけでも、色っぽさがとても溢れていたし、
それを感じる事が出来ただけでも、
十分見る価値はあったんじゃないかなと思いました。

彼女の女優としての遍歴を、ずっと追ってきたわけじゃないけど、
昔、甥っ子と一緒に観た、「仮面ライダー555」の劇場版に、
まだ幼く駆け出しの頃の彼女が出演してたんですが、
その頃の面影は殆ど無く、シャープに研ぎ澄まされていて、
本当に綺麗でいい女優さんになったんだなぁと、
そんな所が、とても嬉しくもあり。
そんな思い出の部分も含めて、
今作は黒川芽以にタップリと惹かれてしまいました。
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