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見えざる者のskm818のレビュー・感想・評価

見えざる者(2006年製作の映画)
3.6
お屋敷ホラー。とりあえずそれらしい効果音、それらしい演出で、怖い感じは出ているが、実はそんなに怖くない。走り回る子どもだの、隣の不気味な婆さんだの、近づくことを禁じられてる部屋だの、振り向くと消えている人影だの、窓の向こうを通り過ぎる何かだの、恐ろしげな家政婦だの、ありがちな小道具と雰囲気はばっちり。ばっちりすぎて、後半のやりすぎ感など笑うしかない。
ただこの映画、その先にもう一捻りツイストがかまされていて、なるほどそう来るか。あの待たせてた輪タクどうなったのかなーと思ってたんだが、そうまとめるか。ここもある意味よくあるホラーのありがち要素がてんこ盛りでやりすぎではあるんだけど、幽霊と生きてる人の距離が近い、タイならではという感じ。
正直幽霊よりも、その前提となっている事実の方が怖い。ありがちの事実ではあるんだけども。
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