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ハロウィン・レポート キル・オア・トリートの消費者のレビュー・感想・評価

2.3
・ジャンル
モキュメンタリーホラー/POV/ロードムービー

・あらすじ
ボビーとマイキーの兄弟を中心とした親友5人組が地元テキサス州を主に周ったハロウィンのお化け屋敷巡り旅から1年
最後に訪れた“究極のお化け屋敷”と呼ばれるブルー・スケルトンで死をも覚悟する経験をした事で紅一点のブランディはトラウマを負ってしまっていた
しかしそんな彼女を他所に男性陣は再び旅を計画
ブランディの悲劇の一部始終を収めた配信動画が約2400万回も再生された事から彼らはお化け屋敷マニアとして有名になり講演の依頼を受けるまでになっていた為だ
今回の旅は南部以外も含めた全米各地を巡る物でありそこには金銭も絡んでいた
“棺桶娘”として不本意な知名度を得ていたブランディは彼らの誘いを断るがしつこい懇願に渋々承諾
代わりに以前の様な事が無い様にアクティビティを中心に周っていく
だが5人の背後に再び不穏な影が忍び寄り…

・感想
POV/ファウンドフッテージ/モキュメンタリー強化月間DAY-18
ハロウィンのお化け屋敷巡りを題材としたモキュメンタリー作品「ハロウィン・レポート」の続編

基本的には前作と変わらずしばらくは普通の旅が続き、時折“ブルー・スケルトン”視点の映像が挟まれるのみ
加えてアクティビティが中心となり北部の街にも訪れていたり、大食い大会でフードファイト会の大スター小林尊が出ていたりと旅動画と割り切ればまぁ楽しめない事もない

問題は今作の肝となる“ヘルベント”というお化け屋敷に向かい出してから
前作と同様に犯罪じみた手段で彼らは屋敷へと拉致されてそこはまぁ想像通り
中で起こる惨劇は一見グレードアップしたかに見えていたけどまさかのしょうもない真相で一気に興醒めしてしまった…
最早ホラーとしてはほとんど期待はしてなかったけどよりによって内輪揉めオチって…
こういう真相ならデスゲーム映画の隠れた名作「#フォロー・ミー」の様な胸糞オチにした方がまだ良かった
しかも今作でもまたおっぱいは出て来るけど前作よりかなり控えめ
2作でトータル約3時間かけて何を見せられたんだ…
ラストも無駄に小賢しくてしょうもない

アメリカのお化け屋敷がどんな感じか見たい、という興味を満たすと割り切って観れば悪くないけどそれならモキュメンタリーじゃなくてドキュメンタリーで良いんだよな…
無駄に手をかけたドッキリ番組の域を出ない内容なのでホラー好きにはオススメ出来ない
ホラーコメディですらないので…
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