たつかわ

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のたつかわのレビュー・感想・評価

4.0
昨年、個人的に「幸せなひとりぼっち」、「サーミの血」、「きっと、いい日が待っている」といったスウェーデンやデンマークの映画の良作が多い年だったが、今年始めて北欧映画を観た。タイトルの二人は知らないし、テニス自体に詳しくない。

タイトルとあらすじを見ると、数年前に公開されたとても大好きな「ラッシュ プライドと友情」という作品に似ていると思ったが、狂気的な面やラストのやり取りを比べると落ちるものの、満足度の高い作品でした。

はじまって上空からセンターコートを映して、コートにズームする映像で始まるのだが、「俺の知っている北欧映画ではない。いつものミニシアター感しない、もっと大きなスクリーンで観たい」と思った。

前半は二人のそれぞれの子供のころからの葛藤、後半は試合です。
葛藤に関してはスウェーデン人であるボルグのほうが、圧倒的に時間を割いていて、だいたい8対2ぐらいの割合で描かれていて、もう少しマッケンローにも光を当ててほしかった。

試合シーンは本当に素晴らしく、まるでウィンブルドンで試合を観ているような緊張感があり、結末を知らない自分は、最後までわからない戦いに本当に興奮した。

おススメです
たつかわ

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