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東京ゾンビのslowのレビュー・感想・評価

東京ゾンビ(2005年製作の映画)
3.2
「あら、咬まれた …」

(あらすじ)
『モラルとマナーが破綻した東京。
要らなくなった道具や人間を捨てまくり、
いつしか"黒富士"と呼ばれるようになった
ゴミ捨て山にやってきたハゲとアフロ。
二人はさっき、誤って殺してしまった
仕事の上司を埋める。
すると、山に埋められた
様々な薬品の化学反応によって、
捨てられた死体がゾンビとなって
人々に襲いかかり、
東京は死の街と化すのだった!!w』

日本の終末は、
きっとこんな感じなんだろう…w
救いようがないほどに
腐りまくった東京で、
のほほんと日々、柔術ばかりやってる
アホな二人組。フジオとミツオ。

彼らのマイペースさは
神がかっており、
人を車で思わず轢いてしまっても、
「あー、これは轢いちゃったな…(  ̄▽ ̄)」
と、いたって冷静…w

そっからの会話が…ww
もう。。。爆笑必至で。。。w
今日一番の笑いを頂きました!

出来れば彼ら二人の
マイペースな旅を観ていたかったが、
中盤からいきなり5年経過してしまい…(笑)

そこからはSFの世界。。。w
東京はまるで『ハンガーゲーム』みたいな
キャピタルと化してたり、
奴隷制度の東京で
『グラディエーター』みたいな
ゾンビバトルに参加など。。。

比較的、ノリとしては
真面目なSFドラマであるにも関わらず、
主役であるフジオは相変わらずアホ。
全体的に漂う陰鬱とした空気とは違い、
フジオのやること成すこと全部がギャグになり、
自然と笑いが込み上げる…(笑)

シリアスな後半は好きじゃなかったけど、
ラストで『ゾンビランド』のタラハシーの
遺伝子を受け継いだ、
カルピスおじさんが登場してからは、
この作品を好きになっていた…♪w

ハゲのミツオ役の哀川翔さんが
スゴい演技が巧い!(笑)
いつものクールなヤクザ感は全く無くて、
無表情なのに笑いを誘うシュールな芝居が
どこか堂本剛と似てたw

久々にギャグ漫画に読みふけって、
爆笑してたあの頃を思い出すなぁ♪

そういう意味では、
原作からの実写化である本作は
成功した部類と言える…w

二人のユルいコンビが
たまらなく好きだったので、
これの続きが観たい!…無いけどw

しかしコレ評価低いなぁ…w
まぁ当然かもしれない。。。(笑)
あんなゲスな東京見せられては、
東京の人は
たまったもんじゃないでしょうね…(^^;
けど私は好きでした!w

「どっちへいく?」と運転するフジオに聞かれて
「北だ…とにかく北だ…」と、
ミツオがカッコ良く言った後に…

しばらく経ち、
ミツオがふと、道路標識を
チラリと見るとーー…

〈熱海ー沖縄〉の文字が。。。

「北じゃないじゃんっ!Σ(゜Д゜)ww」

笑いのセンスが半端ない!ww
日本で『ゾンビランド』やると、
こうなるのかなw
けど、美女要素がもっと欲しかった。
それさえあれば,
あと二点はあげたのにな(* ̄∇ ̄)ノ…♪
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