ぬーたん

ミクロの決死圏のぬーたんのレビュー・感想・評価

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)
5.0
1400レビュー!長かった、なんせ最近映画サボリがち。海外ドラマやら旅行番組やらを観てばかり。この区切りの作品を何にしようかと考えたら、やっぱり自分が子供の頃に観た映画の原点に戻ろうということでチョイスしたのがコチラ!昭和30年40年代生まれ集まれ!そう、そこのキミ!年をごまかさないよーに!これを観たのは多分小学3年か4年生だったと思う。まあ、びっくりした。本当に未だに忘れられない。体の中に入るなんて!最近の映画、感動しても1年で忘れちゃう。子供の頃の衝撃だった映画やドラマは最初に観た時の情景すら思い出せる。今作は頻繁に日曜劇場辺りで放送。淀長さんも興奮の映画。私も何だかんだと5回位観てるかも?10年位前に観た時に人体図鑑を買ったのを思い出した。
先ず、この映画、1966年作。今から56年前だから(日本テレビ初放映は1973年49年前)突っ込みどころが満載、というか、それおかしくねえ?と思い始めたらダメ。おかしくない、だって56年前なんだもん!精一杯作ったんだ。だからおもちゃみたいな潜航艇も合成映像も設定もこれでいいのだ!バカボンなのだ。
出だしが最高。夜の飛行場。要人現る。そこからドラマは始まる。オープニングクレジットのお洒落なこと。そして前置きが短く、あっという間に制限時間60分のミクロの世界へ。映画はちょうど100分。集中力の持続も出来るちょうど良い長さ。或る意味、これは密室サスペンス。ハラハラワクワク。居間で家族揃って観てた。多分私は口をポカーンと開けて、目をひん剥いて観てたはず!夜は興奮して眠りになかなかつけなかったはず!同室の姉とあーだこーだ話しながら。そして翌日のクラスの話題は昨日観た?ミクロ観た?だったはず!人の体の中でのドラマ。凄いなあ。今観ても凄い。この凄さは昭和人間しか分からん。これに☆5未満を付けるなんて、出来ないよ。ここから始まった映画好きの人生、だもん。
※その他私の映画原点☆大脱走・サウンド・オブ・ミュージック・グレートレース・ローマの休日・ウエストサイド物語・十二人の怒れる男・スティング・夜の大捜査線・太陽がいっぱい・街の灯・めまい・などなど。子供の頃観た映画が名作ばかりだった。
※キャスト。
①スティーヴン・ボイド
1977年45歳没・心臓発作。結婚2回。
『ベン・ハー』位で出演作少ない。なかなかのイケメンだったが。
②ドナルド・プレザンス
1995年75歳没・心臓弁置換手術後に心不全。結婚4回。
『大脱走』の書類偽造屋コリン役。これ良かったなあ。ブロンソンとのコンビで最高だった。ツルツル頭が特徴ある。
③ラクエル・ウェルチ
81歳健在。結婚4回。
紅一点の乗組員役。ピチピチボディースーツでボンドガール的に目の保養。或るシーンでは男性陣に囲まれて…く、苦しい!観てるだけで。
④エドモンド・オブライエン
1985年・69歳没。アルツハイマー。結婚2回。
乗組員がアップアップしてるのにのほほんと葉巻をくゆらし砂糖たっぷりのコーヒーを飲んでいる。この対比の演出がいい。
⑤ウィリアム・レッドフォード
1976年・49歳没。白血病。
⑥アーサー・オコンネル
1981年・73歳没。アルツハイマー。
短命が多く、今も健在なのは1人。女性は強い!
さて映画また沢山観て1500レビュー目標に頑張ろう!
※おやつはツマガリのクッキー。大阪のお土産。美味しい。
※夕飯はれんこんのひき肉はさみ揚げ。ひき肉には青シソとネギ入り。コールスローはケンタッキー風に甘く(練乳入り)なめこと豆腐の味噌汁。
ぬーたん

ぬーたん