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ターミネーター ニュー・フェイトのbs3のレビュー・感想・評価

3.3
「ターミネーター2」の正当な続編は、リンダ・ ハミルトンの、リンダ・ ハミルトンによる、リンダ・ ハミルトンのためのターミネーター。ボディメイクも万全、ガンアクションもさすがで、佇むだけで存在感がある。ストーリー的には、「ターミネーター2」の続編というよりも、時を超えてのやり直し感。映像表現的には、質感もアクションもゲームそのものにしか見えず、個人的には期待外れ。アクションシーンは不自然なほど過剰で、かつ過多なため、もっとメリハリがあっても良かったのではと思ったほど。
2020年、メキシコシティ。裸の女と裸の男が、別々に、光る球体から現れた。男は少女の命を狙い、女は少女の身を守る。そこに登場するサラ・コナー。少女の命をかけた戦いが始まる。
「ターミネーター」シリーズといえば、T-1000の液体金属表現に代表される革新的映像技術であるが、今回は少し残念。あえて、水銀のような銀色を捨てて、複雑なテクスチャにはなったものの黒色のため、タールにしか見えず、美しくない。そして、質感もアクションもゲームにしか見えなかったのは、とても残念。
インパクトのあったメインテーマも、今回のアレンジはいじりすぎた感じがした。ラテン的要素も取り入れられていたが、なんとなく統一感が感じられなかった。
やっぱり観ておきたい作品。
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