コタロヲ

ターミネーター ニュー・フェイトのコタロヲのレビュー・感想・評価

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映画館で鑑賞

“変化”と、付きまとう“過去”への贖い。

彼ら3人+1体それぞれが、変えられない過去を持ち、そこに何らかの罪の意識があり、引っ張られている。
突如奪われ、無くなったものに嘆き、向き合うに向き合いきれない者、忘れることの出来ない過去であるのに、日に忘れていくことに怯え、悲しむ者。そして、時間は容赦なく過ぎてゆき、“未来”が襲い掛かってくる。

そんな葛藤の狭間でも、唯一確かなことは、そこに“愛”があったということ。

そんな過去に囚われた愛を、未来へと転換し、「不変で持続的な罪」に対する贖いへと“変化”してゆく。

その“変化”が、異なる未来へと命を繋ぐ。

そんな感じがしました。

小さな選択により、大いなる犠牲が伴わないのであれば、“変えられる今”を生きようと。当たり前かもしれないけど、様々な要因によって忘れがちになる人間に、このシリーズを通して伝えてくれたことは、非常に大きなことだと思います。

ターミネーターシリーズには新鮮な、スピーディーなアクション。そして、ラストシーンには痺れました。
コタロヲ

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