映画館で鑑賞
非常に生き生きとした色が印象的で、あのような色を、映画で見られること自体に感動します。
シャコもビックリです。
ゴッホの息遣いが聞こえ、「そこにゴッホが生きている」と思うと、嬉しくなりました。
憐憫の思いも湧き上がってきましたが、ゴッホには、そこにさえも喜びを見つけていた。見るものが、どうと判断するのはそれこそレッテルを張っているようなもの。
彼の言葉通りだと思います。
定立するものと、反定立するものがあり、どちらかを押さえつけてしまえば楽だけれど、それだと何も生まれない。
「両立しがたいと思われていたものが、1つに統合される時に創造がなされる。」
そんな言葉を思い出しました。
ここにもまた、矛盾なるものが存在します。
何かの欠如により、得るものがあるならば、
満たされているのは“幸せ”ではなく、“無”。
あの30時間の中で、当時の状況を語らなかったのは、「ここが、筆の置き所」だと悟ったからなのかなと思いました。