コタロヲ

お嬢ちゃんのコタロヲのレビュー・感想・評価

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)
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映画館で鑑賞

切り取られた日常に連続する矛盾。そんな感じがしました。

「一体お前は誰と目を合わせ、何を喋っているのか」

終始、発せられる言葉は自己満足と脅威の発散に満ちており、そこに想いや中身は無く空っぽで、音だけが溶けてゆく。

それは、流水の中の岩のよう。皆流水の方には触れているが、誰も岩の方には触れていない。
けれど、それはまだみのりに“甘え”があり、届いていないだけかもしれない。

寂しさのある人に惹かれると語ったみのり。まるで、自分のことを言っているようで、どこかで本気の“優しさ”が欲しかったのかなと思いました。想いのこもった言葉が。

自覚のある人と、無い人。ラーメンを注文する人と、そうでない人。わかりにくく、関係の無いように思えるが、これだけでも救われてる人はいる。

音も豊かだったと思います。
コタロヲ

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