映画館で鑑賞
切り取られた日常に連続する矛盾。そんな感じがしました。
「一体お前は誰と目を合わせ、何を喋っているのか」
終始、発せられる言葉は自己満足と脅威の発散に満ちており、そこに想いや中身は無く空っぽで、音だけが溶けてゆく。
それは、流水の中の岩のよう。皆流水の方には触れているが、誰も岩の方には触れていない。
けれど、それはまだみのりに“甘え”があり、届いていないだけかもしれない。
寂しさのある人に惹かれると語ったみのり。まるで、自分のことを言っているようで、どこかで本気の“優しさ”が欲しかったのかなと思いました。想いのこもった言葉が。
自覚のある人と、無い人。ラーメンを注文する人と、そうでない人。わかりにくく、関係の無いように思えるが、これだけでも救われてる人はいる。
音も豊かだったと思います。