FutosiSaito

運命は踊るのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

運命は踊る(2017年製作の映画)
3.9
 イスラエルとガザ地区の国境でない「国境」検問所を警備する矛盾と悲しみ。
 中東戦争の傷跡を残す父親と、警備の息子が運命に翻弄される。
 息子が死んだと告げられ、ショックを受ける両親から始まり、最後まで気が抜けない。
 戦闘シーンがないのにもかかわらず、いろいろな戦争(紛争)の陰を表現している。
 武装しているがゆえに、危険を犯してしまうことや、それは自分にはどうしようもできないこと。
 派手な演出や効果音があるわけでなく、独特の間がある映像で、静かにその怖さを描いている。
 
FutosiSaito

FutosiSaito