ラーメンの映画だよな、これ。
なんでこんなに泣けるの笑。
思えばラーメンて本当ガラパゴスだよね。
日本人みんなが好きだろうなという食べ物の中で、何故ラーメンだけがこんなに細分化を遂げているのか。
この映画を観てそれがちょっとだけわかった気がする。
美味いラーメンつくる人たちって大概おかしいからだ。
麺とスープとタレと具。この決まった様式美の中で如何に自分の思いを表現するか。ここにこだわれる頭のおかしい人じゃないと、人から美味いと言われるラーメンはつくれないんだろう。
とみ田の大将を中心に、色んな有名店の店主たちが出てくるけど、やっぱり主役の富田の大将のラーメン美学が個人的には共感できたな。
パンチというか個性を出すためには雑味も必要で、その雑味が「あ〜腹減ったな〜」ってときに人が欲するものだという言説、まさにその通りだと思います。
やっぱりラーメンと音楽って似てるんかな。ぼくは計算され尽くした完璧な音楽よりも、雑味があって隙間があって人間味のある音楽が好きなんですよね。やっぱりラーメンはロックンロールだわ。余談でした。
今のところぼくのラーメン日本一は渋谷道玄坂の「マンモス」のつけ麺(胚芽麺)なんですけど、これ観ちゃったら松戸までとみ田を食べに行かなきゃいけなくなるじゃないですか。
とりあえず明日のお昼はつけ麺かなぁ。
なんでこんな時間にこの映画観てしまったんや…。