タカシサトウ

マスカレード・ホテルのタカシサトウのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
2.5
 テレビ録画を細切れで観たので、ちょっと抜けている所があるかもしれない。

 木村拓哉の台詞が上手くなっているのでそれが驚きだった。随分前にドラマであまりにつたなく、聞くのが辛すぎたが、その後「武士の一分」はその弱々しさが合っていた。今回何年も経験すると上手くなるのだなとつくづく思った。

 長澤まさみは、ホテルマンの役もあるが非常に感じが良かった。こんな風にもてなして貰えたらなと思った。

 この二人がメインで、私にはホテル内も少し見栄えすると思えたが、この二人のやり取りを観ているだけの映画だろう。

 一応筋はあり、サスペンス物としての謎解きも少しあり、退屈しないが、観終わるとすぐに忘れてしまうような…。

 主役を小日向文世にして、相棒を木村拓哉に。ホテルマンを松たか子で、長澤まさみは入れ替えで。それで映画でなくて舞台にしたら観たいな、と思ってしまった(2020.1.5)。