FutosiSaito

犯罪都市のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

犯罪都市(2017年製作の映画)
3.9
 マ・ドンソクが痛快にマフィアを倒す。張り手など肉弾戦が真骨頂の犯罪映画だった。しかも、実話ベース。
 豪快にあちこちを破壊しながらのアクションは、さすが韓国映画だ。刃物での格闘も痛そうで、これも伝統芸かというくらい。
 キム・ギドク監督の『殺されたミンジュ』では、自警団(ビジランテ)の行き過ぎた暴力を体現していたマ・ドンソクが、『新感染』ではヒーローとなり、ここではさらにパワーアップという変化も楽しい。
 マッチョだが人情に厚いというキャラクターが活きている。
 「強力班」のチームワークも良く、単純な抗争ものとは異なっていた。
 クライマックスの対決シーンも、『ミッション・インポッシブル』より迫力があったと思う。「目新しいアクションはなかった」という評価も多いが、ドンソクの肉体が説得力を持っているので、新鮮かつリアルに見えた。
 いやー、面白かった。
 
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