PANDADA

バンパイアハンターDのPANDADAのレビュー・感想・評価

バンパイアハンターD(2000年製作の映画)
3.0
菊地秀行の人気シリーズ「吸血鬼ハンターD」の第3巻「D-妖殺行」が原作。

「貴族(バンパイア)」と人間の混血児(ダンピール)であるハンターDに依頼されたのは誘拐されたエルバーン家の娘シャーロットの奪還であった。誘拐したの人間を傷つけないことで高名な「貴族」マイエル=リンク。そして、エルバーン家がシャーロットの奪還を依頼したのはDだけではなく、悪名高いハンター「マーカス兄妹」にも同様の依頼をしていた。D、マイエル=リンク、マーカス兄妹、そして、マイエル=リンクが雇った異形の用心棒バルバロイ達が入り乱れての闘いが始まる、、、的なお話。

1985年の「吸血鬼ハンターD(芦田豊雄監督)」は国内よりもむしろ海外でウケたらしく、本作も最初は海外向けに作られて、国内では初めは字幕で公開されたりもしました。

今回観たのはその後に日本語でアテレコをしたオリジナル日本語バージョン。

前作に比べると作画が格段に良くなり、天野喜孝デザインのDがそのまま動いているように観えます。

ゴシックホラーとSFを混ぜてウェスタン風に仕上げて再現した世界観も素晴らしい。

きちんと起伏のあるストーリーも良いですね。

特にラスト。
悠久の時の流れを感じさせる儚さにシビれました。

このクオリティでの続編を観たいなぁとは思うけど、原作は33作も出ている上にまだ続いてるんで、キリがないかなぁ。

一級品のダークファンタジーアニメ映画。
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