面白かった。心を込めて作ったAVって感じで。
女のビーチクと松坂桃李の生ケツが死ぬほど拝める❗
あと、やっぱりええ声やわ桃李。喘ぎ声とか、やってる最中に相手の名前呼ぶ時の声がセクシー。
人に言えない欲望を抱えた女性たちを相手に、そういう日常生活では満たせない部分を優しく汲んで埋めてあげる桃李演じる主人公リョウ君のジェントルマンっぷりが素敵だった。
こういう男娼を注文するお客さんが欲しがっているのは肉体的な快楽よりも、おかしな自分を肯定してくれる事への安心感なんじゃないかな、と思った。
世の中の女性たち皆がみんな、人に言えないけれど、だからこそ際限の無い欲望を抱えながら生きてる、的な論調だったけど、本当かね？
この映画が女性の真実を描いているのかどうか、俺は女じゃないから分からんが、少なくとも、
「ひょっとしたら今、目の前を歩いているあの女性もとんでもない性癖抱えてるのかも……」
と思わせるぐらいのリアリティは感じた。
人が本音で何かを語ったり、本気で何かに取り組んでる姿ってのは、それがたとえ性行為だったとしても、込み上げるものがある。
高校球児が甲子園で一生懸命野球に取り組んでるのを見てるみたいな感じ。
この映画の登場人物には、そういう熱い部分が感じられて、ただの性行為のシーンなのに、ちょっとウルッときた。
西岡徳馬と若い奥さんのくだりなんか、松坂桃李が一生懸命
「ほ～ら、旦那にも見てもらえよぉ！おいおい、アンタの奥さんイケナイ人だねぇ！」
とか言って、まんまAV男優過ぎて半分お笑いなんだけど、
でもそのシーンの3人はみんな、自分や他人の性というものに本気で向き合っていて、それが清々しいというか、こんだけ晒せるのって逆に格好良いな！って思えたりもした。
だからこそなんだけど、クライマックスの再試験の性行為は、特別感出したかったのか何なのか、安い映像処理されてて(なんか宇宙空間で光りながらセックスしてる感じの)、ちょっとお茶濁されたな、って感じた。
なにも映像加工しなくても充分神聖だったのに勿体無かった。
