ぬーたん

夜の大捜査線のぬーたんのレビュー・感想・評価

夜の大捜査線(1967年製作の映画)
5.0
久し振りの再鑑賞。『人間か』発言、初めて観た時の衝撃が忘れられない。人種差別が激しい時代、一人の黒人警官が事件を解決していく中で、当時のアメリカ社会の差別を浮き彫りにしている。事件の内容や犯人捜しがテーマでない。S.ポワチエが今のD.ワシントンに似て、賢く凛として優しい目でかっこいい。白人に媚びるどころかビンタしたり大胆な行動で驚かす。R.スタイガーがガムを噛みながら短気で傲慢な署長、変わっていく感情を好演しオスカー受賞。流れるR.チャールズの音楽が心地良い。ラストはじんわり泣ける。名作だなあ。
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