各メディアで異常なほど持ち上げられ、箝口令の徹底加減。めちゃめちゃ疑ってかかりましたよ。こういう騒がれ方をすると「どうせ皆が良いって言ってるから観に行った人たちが良いって感想になるんでしょ～」とまあ捻くれた感情で結局観ずに終わったりするのですが、あまりに周りの人がお勧めしてくるので地元に来たタイミングで観てきました。
批評するなら観ないとね。と斜に構えておりました。
普通に面白いじゃんか。
アニメーション以外で邦画を映画館で観たのは十数年ぶりでしたが、これは行ってきてよかった。
誰にでも面白いよと言える映画。全くフラットな状態でお勧めできる。
ただ画面酔いだけは気を付けてください。席を立とうと思ったぐらい揺れるので。
構成とカメラワークが素晴らしい。
個人的に早々に展開が読めてしまったのでそこまでの感動は無いが、コメディならではのサムさがない。気持ち良く笑えた。
好きなこととは。
働くこととは。
映画とは。
といったものを気持ちよく且つ美しく、そして現代でウケるフレッシュさが存分に表現されていた。
ポンデミックって何かと思ったらそういうことなのね。
