予告編を観た時から観たいと思っていた映画。
明日からの活力にすべく、自転車を走らせて観てきました!
誰にでも起こり得る人生の出来事、
変わらず巡ってくる季節、
そして毎日のなんてことない暮らしに、
そっと優しく寄り添う“お茶”と先生の言葉が、心にじわーっと広がる作品。
自分と重なる部分が多かったということもあると思うけど、
心の琴線に触れすぎて気づいたらぼろぼろ泣いてました。
黒木華、樹木希林、お二方の一つ一つの所作がとても美しかった。
樹木さんは脚本を読んだ上で、黒木華と共演したいという理由で出演を決めたそうです。
初共演とは思えないくらい息ぴったりの2人だったので共演作をもっと観てみたかったなぁ…。
基本淡々としていて、場面も茶室が中心だけど、
どんな毎日も丁寧に、一期一会で過ごしていきたいと思わされる作品でした。
『リトル・フォレスト』に近い感じかな。
世の中には、「すぐわかるもの」と、
「すぐわからないもの」がある。
すぐにわからないものは、長い時間をかけて、
少しずつ気づいて、わかってくる。
本当の意味で『日日是好日』に気がつける日が私にも来てほしい。
樹木希林さん、
素晴らしい映画を残していただいてありがとうございます。
ご冥福をお祈りします。