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レイニーデイ・イン・ニューヨークのroppuのレビュー・感想・評価

3.6
ウディ・アレンはここ数年の新作は観ていなかったのだが、この人にニューヨークを撮らしたらさすが、ニューヨークばかり撮ってんのにまだ撮れる。

ティモシー・シャラメは『コール・ミー・バイ・ユア・ネイム』でもあまり興味無かったのだが、ニューヨークスタイルらしいスエードのジャケットとウディ・アレンみたいな話し方が異常に似合うし、エル・ファニングは彼女の髪ごとスタイリングされたみたいに画のカラーパレットの配合が見事(あのスカート!)。

雨天気の中の晴れのライトに照らされるエル・ファニング、青暗い夕暮れのブルーを歩くティモシー・シャラメ、さらにはエトロポリタン美術館で待ちぼうけするセレーナ・ゴメス。

ポエムのような台詞、衣装とか、ライトニング、めっちゃ美しいことやってるのに、それ以上にこのラブストーリーをウディ・アレンがやってんのかいというのが、なかなか罪だわ(映画に罪なし)。
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