ぬーたん

恋は雨上がりのようにのぬーたんのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
3.8
札幌在住でナックス、大泉洋は好きだし、原作漫画は1~2巻のみだが読んでて、イメージにピッタリなキャストだと思って期待値アップ。
まあ、映画館に行くほどではないが。
冴えないファミレスの店長でバツ1子持ち。
大泉洋はこういう役をやればやっぱり上手い。
ただ意外に笑えるシーンは少な目。
主役はあくまで女子高生のあきら。
小松菜奈が演じた。
モデルだけに背が高くスタイル良く、走る姿も素敵。
パツンと切った前髪、ストレートロングの黒髪、釣り目が、同じくモデルのどなたか(松田優作の息子の奥さん?)に似てるが、もっとはっきりした綺麗なお顔だ。
17歳の役は少々年が何だが、見れないことはない。
しかし友達役の清野菜名は17歳に見えず、最初はコーチかと思った。
『半分、青い』のイメージが強くてね。
ファミレスのキッチン担当役の磯村勇斗は『ひよっこ』でも料理人で、先日の特番では良き夫でもあり、同じ料理人でも今作とのギャップが大きい。
チャラさや性格は正反対だもの。
石井という後輩ライバルが演技が下手だし、挑発的な態度や行動がわざとらしい。
そして店長の大学時代の友で作家の役に戸次重幸!
この2人のシーンはもうリアルに大学の友だから何だか嬉しいような変な感じがした。
再会のシーンのセリフがちょっと過去の説明っぽくて、自然な感じになってなく、シゲの髪型や服装もやり過ぎ。
色男が台無しだけど仕方ないか。
ただやっぱりこの2人は面白くて、特に病気の朝のあのシーンは吹き出した。さすが。
中年の店長と美しい女子高生。
店長よ、こんなことはもう後にも先にも起こらない。
なのに、あなたはあまりにも距離を置きすぎていて、観ていてちっともキュンとならなんだ。抑えすぎなのよ。
せめてもう少し、ドキドキなシーンを入れても良かったな。
2時間という短い時間で、恋だけでなく、陸上の話も大きく取っているし、描き切れない感じでそこが残念。
それでも、安易な結果を出さずに、ふんわりとしたラストだったのは良かった。
続編もありそうな予感。
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