アキレス腱のケガで陸上の夢を断たれ、すべてに絶望した女子高生、あきら。
偶然入ったファミレスで優しく声をかけてくれた店長、近藤の人柄に惹かれ、彼女はファミレスでバイトを始める。
あきらは、バツイチで子持ちだが優しい近藤への思いを抑えきれず…。
眉月じゅん原作の同名コミックを映画化したラブストーリー。
誰かが2018年の邦画No.1と言ってるのを聞き、かなり後回しになりましたが鑑賞。
原作は名前を聞いたことがある程度の認識。
夢を諦めた17歳の女子高生と45歳のおっさんが再び希望を取り戻していく様を描いたストーリー。
ラブコメなのかなと思ってたんだけど、実際には青春ラブストーリーって感じでしたね。
コミカルなシーンもあるけども。
やましい描写はなく健全な内容だった。
キャストも良かったし、ストーリーもそこそこ面白かった。
小松菜奈の力つよい眼差しが印象的。
清野菜名も脇役ではあるが、良いサポートしている。
いっぽうの店長はしょぼくれた×イチの45歳、バイトの子に「臭い」って言われちゃう。
でもあきらが一目惚れするだけの魅力のある人、大泉洋がおいしい役どころです。
常に良識的な大人の振る舞いなのでキュンキュンはしませんでしたが。
女性がラブコメに期待すると一時言われていた「壁ドン」「アゴクイ」なども無い。
あえて言うなら、大泉洋の脱ぎたてのシャツを見つけて匂いを嗅いでみるシーンがちょっとしたサービスシーン。
ストーリーはラスト以外は予想通り。
あんまり、スッキリする終わり方じゃなかったかな。
デートの服装ギャップとかはベタだけど好きです。
舞台が横浜~川崎なのに、クマゼミが啼いていたんが気になりましたが、、
個人的には、あきらが店長に一目惚れするシーンが好き。
しかし、短距離走者であんなに髪の毛長いの、ジョイナーくらいしか知らんし、後半出てくるライバルも長いよ。
束ねなさい。
ちなみにこの映画、決して映画のせいではないのですが、公開直前の某グループによるメンバーの不祥事のために、中年男と女子高生の恋、と言うだけで「気持ち悪い」とバッシングされる事になってしまったは気の毒でした。
40代男性と女子高生の恋愛映画とだけ聞いて、もっと濃い内容の恋愛模様や、昔のドラマの『高校教師』的なものを求めるのであれば物足りなさを感じるかもしれないが、全体的にとても爽やかで、普通にオススメ出来る作品である事は間違いない。