ある日、孫のポールがローマで誘拐されたと報告を受ける大富豪ゲティ。ポールに対しての身代金1700万ドルを、ポールの母ゲイルに支払うよう犯人から要求されるが‥。
とにかくこのゲティという人物が凄い。お金に対してとても厳しく、お金を減らさない事に命をかけている人で、大富豪なのに自分の事は自分でなんでもやってしまう超のつくほど無駄遣いが嫌いな人物。
元CIA諜報員のチェイスがゲティから依頼を受け、母ゲティとポールを救出する事になるが、ゲティからのポール救出への依頼内容がまた凄い。身代金を払わないどころか、ポールとお金を天秤にかけるなんて。
大富豪になる人はやはり、人と同じ考えではなれないんだと思い知りました。
一つ渡せば一つ手に入れようとする。
孫でさえも自分の所有物であると考え、母ゲイルに対しての悪意ある行動が非道すぎる。
正直、誘拐犯達よりもこのゲティの方が許せない気持ちに。
ポールを愛してると言いながら、何の力にもなろうとしないように見える残忍な大富豪。
ゲティの家は絵画や骨董品だらけで家そのものがまるで美術館。そこは正直羨ましい。
最後のシーン、ゲティを憎しみの目で見るゲイルの気持ちに共感しました。
