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エンテベ空港の7日間のbs3のレビュー・感想・評価

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)
3.2
ハイジャック対応が十分でなかった頃のお話。今の視点で見るといろいろなことがユルユルであるが、それでもあり得ないほど大胆な作戦。人質の犠牲などを描いていないことが気になった。若干違和感のあるオープニングのダンスシーンは、主題である事件とも、ある時は暗喩し、ある時は共鳴しており、本作品の独自性となっている。
1976年。テルアビブ発パリ行き飛行機が、4人のテロリストによってハイジャックされた。テロリストたちが飛行機を着陸させたのは、ウガンダのエンテベ国際空港。国民を大虐殺した独裁者、アミン大統領の国である。テロリストたちの要求は、服役中の仲間たちの釈放。多数を人質にされ、テロリストとは交渉しないイスラエルの対応は…
何度も映画化されている題材を、40年以上経って映像化するだけの理由はわからなかった。テロリスト、人質、イスラエルの政府、軍、ダンサーなど、多すぎる視点が各々の描写をボンヤリしたような気がした。
歴史を知ることのできる問題作。観ておきたい。
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