ぬーたん

Love,サイモン 17歳の告白のぬーたんのレビュー・感想・評価

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)
4.0
アメリカの高校生が主人公の青春もの、っていうだけで敬遠してたけど、ゲイの話と知って先ずは観てみようかなあと。先生とも友達とも親とも性の話はオープンでジョーク交じりに結構なことを言う辺りは正直苦手。アメリカの子供時代ってあどけない年令は小学生位までなんだろうか?短いなあ。
苦手なはずなのに、この映画、何だかとてもいいの。グングン引き込まれて夢中で観ちゃった。主人公サイモンがいい。家族思いで友情熱く、イケメンで素直な子。サイモンを演じたのはニック・ロビンソン。現在は25歳。えー、『ボードウォーク・エンパイア』にも出てたんだ。早速チェックしないと!
父をジョシュ・デュアメル。192㎝の長身でかっこいい。母をジェニファー・ガードナー。私生活ではベン・アフレックと離婚したと思ったけど保留だって。そして年の離れた妹、という4人家族。この家族がとても温かい。すっかり親の立場で観てるけど、その言動は尊敬しちゃう。自分がそうなったらどうだろう?と考えると、なかなか出来ないね。愛情の深さと思いやりを感じる。
アメリカというお国柄もあるだろうけど、高校生でゲイとカミングアウトすることがもはや珍しくないのだろうか?といってもサイモンは自ら望んだわけではないけど!だから、17歳の告白、という副題は要らん。告白ではないし!
そして何気に推理っぽい展開がミソ。ブルーは誰なのか?という答えはラストまで分からない。それが気になって観ないではいられないくなる、という罠にかかる。
サイモンの部屋とか、キッチン、アメリカらしい雰囲気でとてもいい。
親友3人、先生、他の友達。多少意地悪で自己中人間も出て来るが、根は善良な人たちばかり。
終わってみて考えたら、みんな良い人。だから、何かホンワカとするよ。
お父さんとのガレージ前のシーンはもう、もらい泣き😢
とにかく爽やかで楽しくて気持ちが上がる⤴作品。
愛すべきサイモンの幸せそうな顔が嬉しい。
若い人には特におすすめ!
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